令和3年3月2日、陸前高田市の第1回定例会が開催され、一般質問が行われた。主に復興事業に関する質問が多数寄せられ、戸羽市長が答弁に立った。今後の街づくりや人口減少に関する議論が重視されている。
この会議では、復興を推進するための市長の姿勢と、震災からの教訓について触れた。市長は震災後の10年間を振り返り、復興事業に尽力した結果に満足していると述べた。その一方で、今後のなりわいと産業再生の重要性も強調し、事業者の積極的な応援が不可欠だとした。
また、人口減少に関する懸念も示され、県と連携し、街のコンパクト化や持続可能な社会づくりに取り組む意義が述べられた。現状では、区画整理事業が遅れたことで産業の発展や住宅の再建が進まなかったという意見も多くあり、これに対して市長は反省を表明している。
さらに、企業誘致の進展についても質問があり、特にCCTV工場や他社の誘致について市長は前向きだと述べつつ、地域資源の活用の重要性を示唆した。特に、良い労働環境を整えることで、企業が進出しやすい環境を整備する意義が強調された。これにより新たな雇用創出も期待され、地域の活性化に寄与する可能性がある。
最後に、環境問題への対応も重要なテーマとして挙げられ、市民参加を促す施策の強化が求められた。特に、C02排出の削減や廃棄物の減少など、具体的な目標設定が必要であり、我々市民が意識的に取り組むことが求められている。市民の意見を反映させながら、計画の進捗を管理していく考えが示された。
これらの議論を通じて、復興から持続可能な発展への移行が求められており、市と市民が一緒になって取り組む姿勢が求められています。