令和3年第3回陸前高田市議会定例会が開催された。
本会議では、会期が本日から22日までの20日間に決定された。議長の福田利喜氏が「議会運営委員会の報告のとおり、会期を決定した。」と述べた。
次に、会議録署名議員の指名が行われ、6番の畠山恵美子氏と11番の佐々木一義氏が指名された。続いて、例月出納検査および定期監査の結果報告が続き、監査委員から令和3年6月から8月の出納状況が報告された。
また、陸前高田地域振興株式会社の経営状況も報告された。市長の戸羽太氏が収支決算について説明し、経営状況の改善が見込まれることを強調した。
その後、脇之沢漁港の災害復旧工事についての専決処分も紹介された。地域振興部長の阿部勝氏によると、工事金額は139億4,698万5,233円に増額されたという。
令和2年度の健全化判断比率と資金不足比率も報告され、両指標とも良好な結果であると確認された。総務部長の戸羽良一氏によれば、実質赤字比率はなく、健全な財政運営が行われているとのことだ。
次に、議案として教育委員会の委員任命案が提案され、安田留美氏の任命に議会の同意が得られた。この他、鳴石線雨水施設設置工事の契約変更が議題になり、関連する議案も全て可決された。
さらに、陸前高田市の過疎地域持続的発展計画策定や、クリーン化推進基金条例の廃止、社会福祉施設等の基準に関する条例改正についても協議され、その重要性が再確認された。
最後に、陸前高田市議会基本条例の一部改正が提案され、議会機能の維持に係る規定が新たに追加されることが決定された。請願では、さらなる少人数学級の実現に向けた意見書の提出も議題とされた。
議会は今後も議題の審議を進め、必要な措置を講じていく方針を確認し、午前10時54分に散会した。