陸前高田市の令和5年第3回定例会が10月12日に開催され、重要な議案が討議された。
本会議では、陸前高田市立小中学校復興基金条例をはじめとする多くの条例案や補正予算案が提案され、議員たちが意見を交わした。
特に議案第9号、陸前高田市奨学資金貸与条例の改正について、多くの議員が熱心に討論を展開している。
藤倉 泰治議員は、奨学資金貸与条例の一部改正を支持し、入学一時金の交付や卒業後の就業条件を提示するなど、奨学金システムの進展を詳述した。「給付型奨学金制度の導入は、これから進学を目指す学生に希望をもたらす」と強調した。
一方で、大和田 加代子議員は、令和5年度陸前高田市一般会計補正予算に反対意見を述べ、特別支援教育支援員業務の委託について問題を提起した。「学校内でのタイムリーな支援が求められる中、支援員の雇用形態を見直す必要がある」と訴えた。
また、委員長の中野 貴徳氏によると、議案11号、令和5年度一般会計補正予算は原案可決との報告があり、他の議案についても全会一致で可決される方向で進んだ。これは、議会が財政健全化に向けた努力を続けていることを示すものだ。
最終的に、本定例会では11件の条例案と補正予算案が一括して可決された。これは、陸前高田市が今後も地域振興と市民の生活向上を目指していることを示していると言えよう。議長の及川 修一氏は、これにて本日の会議を終了した。