令和元年第2回陸前高田市議会定例会が、6月14日(金曜日)午前10時に開催された。出席議員は全員で、会議は円滑に進行した。
最初に、議長の伊藤明彦氏が、全国市議会議長会第95回定例総会で表彰された議員を紹介。福田利喜氏と及川修一副議長がそれぞれ15年以上と20年以上の在籍で表彰を受けた。特に、地方自治の発展に寄与した福田氏と及川氏への敬意を表した。
続いて、日程に入った。会期の決定が行われ、今期定例会は本日から6月27日までの14日間と決議された。会議録署名議員の指名も行われ、伊勢純氏と大坂俊氏が選出された。
報告事項では、陸前高田市土地開発公社の経営状況や過去の出納検査の結果が報告された。次に、平成30年度の財政報告が複数提出され、繰越計算書や補正予算案が順に確認されていく。特に、総務部長の村上幸司氏は59億8,190万円の総額を報告、年度内に必要な繰越明許費を説明した。
各議案の審議では、全ての議案が委員会の付託なしで承認され、特に補正予算関連は重要な復興事業に関連しているため、議員からの関心が高いことが伺えた。特に、陸前高田市気仙公民館建設工事や下水道事業特別会計の補正予算については、復興支援を目的とした内容が強調され、多くの議員の賛同を得て可決された。
さらに、議会運営委員会の委員長により提出された専門的事項に係る調査についての発議も承認され、今後の研究結果に基づいた研修会の実施も確認された。最終的に、会議は円滑に散会。次回は6月15日から17日までの間は休会し、18日からの一般質問に向けた準備が進められる予定だ。