陸前高田市議会は、令和5年第2回定例会を6月16日に開催し、様々な議案を審議した。
議会では、令和4年度陸前高田市一般会計補正予算(第9号)や令和5年度一般会計補正予算(第1号)など、計16件の議案が提出された。市長の佐々木拓氏は、補正予算の必要性を強調し、特別給付金や災害復旧費の確保について説明した。
特に、新型コロナウイルスや豪雨災害に伴う経済的影響を受ける市民への支援が重要視されており、予算の中で低所得者や子育て世帯への生活支援が計画されているという。総務部長の千葉恭一氏は、その詳細を説明し、具体的な金額として令和5年度一般会計には1億2544万円を追加する旨を述べた。
また、議案第3号の陸前高田市市税条例の一部改正については、市民協働部長の山田壮史氏が説明を行い、税制改正の必要性を訴えた。この改正により、森林環境税を導入し、税率の改定が行われる。
さらに、議案第5号については、市長により監査委員の選任が提案され、議会から了承を得た。任期が満了となった監査委員の後任として、宗宮安宏氏を選任した。
議会の議題は多岐にわたり、再建計画や新型コロナウイルス対策といった重要な政策が話し合われており、行政の透明性や効率性を確保するための監査体制も重要な議論の一つとされている。最後に、予算等特別委員会が設置され、今後の詳細な審査が行われることが決定された。