令和5年12月8日、大船渡市議会において第4回定例会が開会された。議事は、会期の決定や各種議案の上程を中心に進められた。
最初に議会運営委員長の報告に基づき、本定例会の会期は12月19日までの12日間と決定された。議記録署名議員には森操氏と平山仁氏が選ばれた。
続いて、報告第1号として第一中学校の解体工事に関する契約変更が説明され、請負金額が2億5,740万円から2億6,181万7,600円に増額された。これは、発注後の現場確認から埋戻し土の必要量が減少したことに伴うものとされている。
報告第2号では、樹木倒壊事故に関連した損害賠償の決定が報告された。事故の原因となった樹木は枯死しており、フェンスが破損したため、93,600円の賠償に合意した。
次に、議案第1号から議案第14号まで一括で上程された。特に注目すべきは大船渡市情報通信技術を活用した行政に関する条例案であり、これは市民生活の向上を目的とするものである。情報通信技術を用いることにより、行政手続きの利便性が向上することを目指している。
その他の議案も順次説明され、引き続きデジタル活用を推進する部設置条例や職員定数条例の改正が提案された。これらの改正により、効率的な行政運営が期待されている。さらに、下水道条例の改正により、使用料が見直されることとなり、市民の負担が軽減される目的がある。
また、議案第12号「大船渡市民文化会館の指定管理者を指定することに関し議決を求めることについて」では、指定管理者の住所や名称が具体的に記載され、今後の運営に関する方針が示された。
最後に、今回議題として上程された全ての議案については、質疑及び審議は最終日に行われることが確認された。本日はこれをもって散会となり、次回は12月19日が予定されている。市民にとって重要なこれらの議案は今後、どのように運営されていくのかが注目されている。