令和3年3月16日、大船渡市で第1回定例会が開催された。
議事日程は多岐にわたり、総合計画や各種条例改正が審議された。市総合計画基本構想では、前期基本計画について説明が行われ、質疑が続いた。
特に森林関連の質疑が目立った。市民からの質問に対し、農林課長の菅原博幸氏が森林整備の支援について詳述した。現在、96%の個人所有森林が経営計画未策定であることが問題視された。これに対し、計画作成を推進すべきとの意見が上がった。
また、母子生活支援施設の廃止についての審議も行われ、今野善信君が現状のひとり親世帯の困難に言及。生活福祉部長の金野高之氏は、NPOとの連携や調査を通じた対応策を示した。
一方、財源確保に向けた施策が進行中で、予算審査特別委員会の今野委員長は、令和3年度予算案がすべて可決されたことを報告。新型コロナウイルス対策や人口減少に対する具体的な施策が求められている。