大船渡市は令和元年度の一般会計補正予算に関する議案を可決した。
この補正予算は17億円の減額となり、各課において広範にわたる減額が行われることが指摘された。
平山仁議員は、補正予算全体について質問し、特にその理由について尋ねた。
財政課長の佐藤雅俊氏は、予算の減額補正は従来の手法とは異なり、余剰となった予算を明確にし補正予算に計上する方針を述べた。
また、国庫支出金の減少や事業の執行に対する調整が必要だったと説明され、今後の運営についても懸念の声が上がった。特に、減額の原因には人手不足や改善の余地があるとの指摘もあり、その議論は続いた。
平山仁議員は、特に企画費の1,400万円の減額について詳細を求め、後述の内容に関しての計画の見直しが議題となった。
企画調整課長の伊藤喜久雄氏は、ふるさと寄附金の利用計画の変更について説明した。
さらに、路線バスの廃止代替バス運行に関する議案や観光物産協会の態勢強化事業についても審議された。
これは国の支援策を活用した取り組みであり、最初は700万円の予算が設定されていたが、交渉が難航したため690万円の減額となった。
観光推進室長の千葉譲氏は、年度末までの進捗に言及した。
また、国民健康保険の補正予算も可決され、税収の減少とさらなる財政安定化が求められている。
国保年金課長の佐藤信一氏は、国の制度改正による影響を説明し、特別交付税措置などの具体的内容を明らかにした。
最終的に、これらの議案はすべて賛成多数で可決され、次年度予算への委員会付託が決まった。
議長は、出席した18名の議員に感謝し、会議を閉じた。