令和3年第2回定例会が6月16日、開催された。出席した議員の間で市政についての一般質問が行われ、新型コロナウイルスワクチン接種や復興後のまちづくりについて活発な議論が交わされる。
市政に対する一般質問では、まず6番議員の森亨氏が新型コロナウイルスワクチン接種に関して質疑を行った。
森氏は高齢者のワクチン接種の現状と課題について、現在65歳以上高齢者に対する接種状況を示した。その結果、接種を希望している高齢者の89.6%が予約または接種を受けたことになり、順調に進捗していると述べた。
さらに、氏は今後の接種スケジュールや、65歳未満の接種へ向けた取組みについても説明を求めたのに対し、副福祉部長の金野久志氏は、65歳以上の接種完了後は基礎疾患のある方が優先されるとの計画を述べた。
続く復興後のまちづくりに関する質問では、森氏が被災地の現状や今後の取組みについて再度確認を行った。特に防災学習館に関する構想について、総務部長の江刺雄輝氏が市内の津波伝承学習施設との連携を進め、情報発信の拠点としての役割を強化していることを強調した。
また、学校統合に関する質問では、新しい学校の運営状況や地域との関わり方について、教育長の小松伸也氏が重要性を述べる。また、地区運営組織の設立とそれに伴う地域活動の促進についての話もなされた。地域住民が自ら沿った協働の姿勢を重要視し、地域課題の解決に向けた取り組みを進めているとのこと。
最後に、伊藤力也議員は市民協働の考え方と地域づくりについて問題提起を行う。特に行政と市民のパートナーシップ強化を訴え、自治会や町内会との連携の大切さを確認した。今後も持続可能な地域づくりを進めていく必要があるとの視点から、市民一人一人の参加を促すことの重要性を指摘した。
このように、令和3年第2回定例会では、新型コロナウイルスワクチン接種や復興後のまちづくり、学校統合をテーマにした市議会議員たちの質疑がなされ、地域課題に対する議論が進展していくことが期待される。