令和4年第3回定例会が9月14日に開催され、市政に対する一般質問が行われた。
市内の議員が様々なテーマについて質問を行い、戸田公明市長、関係部長がそれぞれ回答した。
最初に、吉浜地区の大規模太陽光発電事業について議論が交わされた。渡辺徹議員は、市民が不安を抱えている中で、市当局の進捗状況や許認可についての見解を求めた。市の企画政策部長は、最近国からの事業計画変更認定を受け、現在は岩手県との環境アセスメントの要否について協議中であると説明した。
次に、大船渡アスリート応援団についての質問も行われた。渡辺議員は、昨今のスポーツ界の動向を踏まえ、スポーツ振興に対する取り組みの強化を訴えた。市長は、応援団の設立による市民との結びつきの重要性を強調し、さらなる発展を促進する考えを示した。
また、第5次大船渡市男女共同参画行動計画において、男女共同参画の理念浸透についても質問された。市民アンケート結果を基に意識啓発の重要性が指摘され、市民が理解しやすい情報発信が求められるとの意見が交わされた。
さらに、地域コミュニティーについては、震災後の変容に触れつつ、市町村合併の影響や現在の各地区の取り組み状況が議論された。市は地域運営組織の形成を進め、協働のまちづくりを目指す考えを示した。
最後に、防犯対策について、盛川河川敷公園の防犯灯増設が議題となった。市民から寄せられる要望に応え、さらなる安全対策が求められた。市長及び関連部長は、防犯面での強化を引き続き検討していくことを表明した。
今回の会議では、市民の声に寄り添った行政の姿勢が改めて強調された。議員たちは、将来を見据えた様々な政策や取り組みの進展を求め、さらなる成果を期待する発言が相次いだ。いずれも地域経済やコミュニティーの活性化につながるよう、一層の施策が望まれる。