令和5年第1回定例会が開催された。本会議では、山本和義議員が子ども・子育て支援の重要性を強調しつつ、国民健康保険制度や特別養護老人ホーム、下水道について提言を行った。
国民健康保険制度は全ての国民が公的医療保険に加入するための基盤とされている。市民負担の軽減とともに、医療費の適正化が求められる中で、山本氏は、県の新しい保育料無償化制度に関する具体的な内容を確認し、今後の市の対応方針を問うた。具体的には、いわて子育て応援保育料無償化事業の中で第2子以降の無償化の実施を確認し、さらに市独自の取り組みとして、3歳未満児の完全無償化を実施する意義を訴えた。
特別養護老人ホームについては、求人待機者が126名いる現状を指摘。入所待機者を解消するための具体策とともに、新たな施設の整備や増床の見通しを問うた。市は、次期計画策定に向け地域ニーズの把握を行いながら、待機者解消を目指す方向性を示す。
下水道については、市長が予算の編成や見直しの必要性を訴えた。これに対し、山本議員は、特に用水路の改修における提言を行い、地域性を考慮した安全対策と計画の見直しを促した。地域の水路や排水状況についても改修対応が求められ、早急な取り組みが必要と強調した。
最後に、山本氏は市の政策と施策の実行力について言及し、財源確保のための方策、特にふるさと納税制度の活用が重要であると触れた。市長はその旨を受け、地域への具体的な貢献と協力を呼び掛ける姿勢を示すと共に、改めて成長促進のための計画的な支援の実行を誓った。