令和2年第1回定例会が開催され、主に新型コロナウイルス感染症対策に関する発言が目立った。
市長の戸田公明氏は、公共施設を3月7日から15日まで休館することを決定したと報告。これは感染者との接触機会を減らすための措置で、具体的な施設名は後日伝える意向を示した。また、3月11日に予定していた追悼式が中止される旨も案内された。
続いて、議員からの一般質問が行われ、4番の東堅市氏は、介護政策について強い関心を寄せた。彼は、介護保険事業計画の具体的な取り組みと、介護従事者の確保策に関する質問を立てた。市長の答弁によれば、介護保険の整備状況や待機者の現状についての詳細な説明があり、今後の取り組みには利用者の状況に応じた柔軟な対応が求められるとした。
一方、子育て支援についても言及され、助成制度などが具体的な施策として取り上げられた。市長は、独自の取り組みを通じて市外からの若者の帰還や、定住促進に向けた具体策が必要であると強調した。また、住民との懇談会などを通じた意見交換の重要性も再確認された。
新型コロナウイルスの影響で多くの公共事業が打撃を受けている中、自治体の役割はより重要になっている。これに関連して災害時の水対策や避難所の機能強化が課題となり、更にはそれらが地域の防災システムとしての重要性を増していることが議論された。
こうした重要な視点を持ちながら、当市は今後も市民との協力を深め、持続可能な社会の実現を目指す構えである。市では、地域力を高め、住民へのサービスを向上させるための取り組みを同時に進める必要があると市長は強調した。