令和4年1月18日、大船渡市議会第1回臨時会が開かれた。市議会は、令和3年度一般会計補正予算に関する議案第1号を中心に審議を行った。
この日は18名の議員が出席し、緊急事態にもかかわらず出席率が高かった。議会では初めに、会期の決定と会議録署名議員の指名が行われ、その後、補正予算案の説明へと進んだ。
説明は総務部長の江刺雄輝氏が行い、今回の補正予算は、新型コロナウイルスの影響を受けた市民の生活支援と市内経済の振興を目的とした内容であることが強調された。特に、住民税非課税世帯と子育て世帯への臨時給付金事業が大きなポイントで、合計約6億9,459万円の補正が提案された。
また、注目のプレミアム付商品券の発行について、商工課長の冨澤武弥氏が詳細を説明した。この商品券は、額面7,000円分を5,000円で販売し、40%のプレミアムが付く仕組みだ。市民がこれを使用することで、地域経済の活性化を図る狙いがあるとされた。市民にとっては支持を得やすい施策であり、コロナ禍の影響を受けた事業者への支援策としても期待を寄せられている。
質疑には11番の山本和義氏が登壇し、プレミアム付商品券の発行理由や詳細について確認を求めた。冨澤氏は、過去の実績を踏まえ、コロナ禍が長引く中での地域経済回復のために大きな効果を狙ったことを説明した。最終的に、議案第1号は全会一致で可決され、議会に付議された議案はこれですべて終了した。
最後に、議長の三浦隆氏が閉会の挨拶を行い、全ての議事が終了した。市議会は地域住民のためにさらなる施策を進めていくことが望まれる。