令和5年5月10日、大船渡市議会の第2回臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
会議は、全議員20名の出席をもって開始され、各議案について説明が行われた。
最初に日程第1として、会期の決定が行われ、本臨時会は本日1日のみと決定した。次に、会議録署名の議員が指名され、6番の金子正勝氏と7番の森亨氏が選ばれた。
特に注目されたのは、日程第3の議案第1号であり、大船渡市税条例の一部を改正する専決処分の承認を求めることだった。総務部長の佐藤雅俊氏がこの改正の背景として、地方税法の一部改正があったことを説明し、新たに納入様式が追加されたことを報告した。
議案第2号、令和4年度大船渡市一般会計補正予算の専決処分の承認も重要な議題だ。これについては、船野章氏が特に林道甫嶺線開設事業の繰越予算に関して質疑し、農林課長の大和田達也氏が用地買収に関わる相続手続きの遅延について説明した。
また、国からの補助金に基づく産地パワーアップ事業についての質問があり、農林課長は国から県を通じて市が事業者に補助金を交付する手順についても言及した。これにより、11億円の減額が発生した理由やその影響についても具体的に回答された。
続いて日程第5の議案第3号、令和5年度一般会計補正予算の内容について総務部長が説明した。この補正予算には、物価高騰に直面する低所得世帯への給付金の交付に必要な経費が含まれており、1億8,525万7,000円の増額が提案された。
様々な議案が迅速に審議され、全議案は賛成多数で承認され、臨時会は無事に閉会するとともに、質疑も特にないまま進行された。市議会は地域住民の声を反映させることを重要視し、今後もさらなる政策の充実を目指す構えである。