令和3年第3回定例会が開催された。市政に対する一般質問においては、まず熊谷昭浩議員が長期化する新型コロナウイルス感染症への対策について質問を行った。
熊谷議員は、新型コロナウイルス感染症の影響で医療体制が逼迫している現状について、宿泊療養施設の確保や自宅療養者への支援について具体的な対応を求めた。市長の戸田公明氏は、県の医療提供体制の強化を受けて、必要な協力を行っていく考えを示した。
さらに、熊谷議員は、ワクチン接種や感染防止策についても質問し、教育長の遠藤和枝氏は、学校における感染予防対策について説明し、教職員や児童生徒のワクチン接種の進捗状況を報告した。特に、学校での感染防止対策は重要であり、規則正しい体温測定やハンドサニタイズの実施が求められている。
また、議員らは市内の医療機関や宿泊療養施設の不足を懸念し、自宅療養が避けられるよう、重点的な対応と支援の強化を求めている。議長の三浦隆氏は、出席議員が理解を深め、議論を進める必要があると強調した。
また、横軸道路ネットワーク強化については、交通の便利さと安全性を高める施策が継続的に検討されていることが報告された。この問題も議員たちにおいて関心が高く、各議員が進捗状況を確認している。これにより市民にとって重要な生活基盤が整備され、地域発展にも寄与するとの認識が共有された。
次に、出生率の低下に伴う支援策についても触れられた。市は少子化対策に力を入れており、より良い支援策の導入を模索している。一部の議員は出産に関する支援をさらに強化する必要性を訴え、市長はそれに同意し、地域の医療体制や相談支援の充実を図ると述べた。
熊谷議員の質問を受けて、戸田市長は様々な状況を考慮しながら、今後の施策に活かしていく方針を示した。議会は市民生活を守るための取り組みを進めていく必要があると再確認した。