令和5年7月21日、大船渡市議会第3回臨時会が開催された。
この会議では、6つの重要な議題が上程され、論議が展開されました。特に、令和5年度一般会計補正予算、第4号が大きな注目を集めました。
総務部長の佐藤雅俊氏は、補正予算について詳細を説明しました。今回の補正により、歳入・歳出それぞれ11億4,450万8,000円が追加され、総額は226億6,340万3,000円となります。これにより、新型コロナウイルス予防接種による健康被害給付金事業などへの支出が可能となります。
佐藤優子議員がこの健康被害給付金事業について質疑しました。佐藤議員は、接種後の健康被害について市内での事例を問いました。健康推進課長の佐藤かおり氏は、過去に2件の医療手当給付があったと述べ、現在保留中の案件はないと答えました。
次に、第一中学校グラウンド等整備工事に関する議案も議論されました。工事の請負契約は株式会社佐賀組に決まっており、2億7,115万円の契約金額で進められます。議会では質疑が行われ、異論なく可決されました。
さらに、大船渡市民文化会館の空調設備更新工事についても議論されました。この工事は契約変更が必要であり、変更後の金額は1億8,480万円となります。これに伴うスプリンクラー配管の移設などが発生しており、市民文化会館長の平野辰雄氏が安全に配慮して工程を調整していると説明しました。
最終的に、全ての議案は異議なく可決され、議会は円満に終了しました。この臨時会は、地域の重要な施策を進めるための重要なステップとなりました。