令和4年12月16日、大船渡市議会の第4回定例会が開かれた。
本日の会議では、出席した20名の議員による議事の進行が行われた。議長の三浦隆氏は開会の挨拶を述べ、次に新たに選出された宮﨑和貴議員の仮議席を指定した。
市長の渕上清氏は挨拶の中で、先般の市議会議長職からの辞職について謝罪した。続いて、宮﨑議員の当選を祝し、今後の活躍を期待すると表現した。また、ポスト復興のための市政運営に全力を尽くす決意を表明し、地域を支える産業振興や若者の活躍促進が重要であると強調した。
会議においては、重要な議案が上程され、特に職員の定年引上げや給与体系の見直しが議題となっている。総務部長の佐藤雅俊氏によると、職員定年を原則65歳に引き上げる方針が示された。この提案は、地方公務員法の改正を受けたものであり、職員のライフステージに合わせた労働環境の改善が期待される。
続いて、市営住宅の水漏れ事故や車両接触事故に関する損害賠償事件も扱われた。損害賠償として市が支払うことになる金額は、前者が10万1,862円、後者が22万8,435円と報告されている。これらの支出は、事故原因や損害内容に基づき、専決処分として決定された。
さらに、令和4年度一般会計補正予算第4号が提案され、2億9,701万6,000円の予算追加が認められた。これにはコロナウイルス感染症対策としての支出も含まれ、社会福祉や光熱水関連の経費見直しが図られる予定である。
最後に市道路線の新たな認定に関する案についても議論が行われ、それに基づく十分な準備と実施が求められた。常任委員の選任においては、補欠当選の宮﨑議員が適任として選ばれ、今後の活動に期待が寄せられた。