令和3年第4回定例会では、新型コロナウイルス対策や市営球場の改修に関する重要な議題が討議されました。
特に新型コロナウイルス感染対策について、16番議員の滝田松男氏が一般質問を通して、ワクチン接種に関する様々な問題を提起しました。
滝田氏はワクチン接種状況について「全人口に対する接種率は85%を超え、その取り組みは市民の協力のおかげ」と述べました。また、3回目のワクチン接種に向けてスムーズな予約制度の構築が求められる中、「電話がつながらない事例があった」との教訓が強調されました。戸田公明市長はこれを受け、「過去の経験を元に、今後の予約受付で工夫を図る」との考えを示しました。
次に、大船渡浄化センター未利用地活用事業としての陸上養殖についての期待が語られました。市長は「民間による魚の養殖事業が市に雇用を生む」とし、この取り組みが地元産業において収益の増加に寄与することへの期待も述べました。
また、全国大会について、滝田氏は市営球場の改修の必要性を指摘しました。来年の日本マスターズ2022岩手大会に向け、観客受け入れに適した環境を整えるための中古球場改修案も出ました。市長からは「現状維持の予定だが、必要に応じて修繕は行う」と報告され、今後の対応が注目されています。
さらに末崎町内の新県道についても議論が展開され、夜間の通行に対する安全対策としての街路灯の設置要望が上がりました。市からは県との協力のもと、交通安全を確保するための取り組みの必要性が語られました。
こうした議論を通じて、地域の安全性や市民の健康を守るために、様々な方策が模索される場面が印象的でした。市当局と議員間の意見交換が、今後実行へと繋がることが期待されます。