令和2年第3回定例会が9月9日に行われ、様々な議題が提起され、討論が展開されました。
本会議では、13名の議員による一般質問が行われ、特に「安全・安心・清潔な飲料水の安定確保」が重要なテーマとして浮上しました。質問に立ったのは、菅原実議員で、地域の高齢化と水道の老朽化問題について強調し、早急な水源確保が求められました。菅原議員は、「地下水を利用した安全な飲料水の供給が急務である」と述べました。
市長の戸田公明氏は、震災後の水道設備の復旧や給水体制の整備について説明し、高圧エリアの水道整備を進めていると述べました。特に「第4浄水場の整備が今年3月に完了し、安定した水圧での給水が実現される」と報告し、今後の調査アンケートによる市民意向の確認も言及しました。
次に、第一中学校校舎等改築についての質問では、再度の質問者が分離発注を提案し、地域経済の支援に重点を置くべきだと主張。教育次長の遠藤和枝氏は、学校の新しい学び舎に向けて現在実施設計を進行中であると述べ、地域業者の活用についても言及しました。
また、吉浜地区の太陽光発電についても議論が進み、環境保護と共に地域の意見を尊重すべきとする意見が相次ぎました。企画政策部長・武田英和氏は、持続可能な資源活用の重要性と共に、「住民との対話を重視した施策を推進する」と述べ、事業の透明性を強調しました。
今後も重要な水道事業や学校再建に加え、地元の意見を尊重した地域づくりが必要とされている中、継続的な見地からの改善が求められています。これに伴い、震災から10年を迎える現在、地域の絆を再確認し、新たな挑戦としていくことが重要な課題であると指摘されました。
全体を通じて、地域の問題への取り組みや政策の進捗に対する市民の理解を得るべく、今後も市と議会の連携が重要となるでしょう。