令和2年2月21日、大船渡市で第1回定例会が開催された。
この会議では、会期の決定や市長及び教育長の施政方針演述が行われた。
市長の戸田公明氏は、復興計画の進捗や新型コロナウイルス感染症対策について説明し、「市民の生命と健康を守るため、万全の体制で対応する」と述べた。
教育長の小松伸也氏も、教育施策について重要性を強調し、「生涯学習の推進と人材育成に注力する」と表明した。
さらに、28日間にわたる会期中に提出される議案や報告に関する議論が進行していることも報告された。特に、地域のインフラ整備や医療、教育関連の議案が多く含まれ、次年度の予算案も議題となる。
また、復興の進展に伴い、地域経済の底上げや産業振興についても言及され、特に水産業や農業の振興が重要視された。
議案の中には、綾里浄水場のマンガン除去施設の整備費や、歯科用医療器具の誤飲事故に対する損害賠償に関するものが含まれており、地域住民の安全・安心な生活への配慮が示されている。
また、総務部長の田中聖一氏は、介護保険や国民健康保険特別会計の補正予算が説明され、これらが市民の福祉に寄与することが期待されている。
第1回定例会は、重要な課題を議論し、地域の未来を見据えた施策を進めることが強調される会となった。市民の理解と協力を求める声が多数寄せられ、意見交換が続くことが期待されている。