令和元年9月13日、定例会が開かれ、森操議員による市政に対する一般質問が行われた。
議題には年金生活者支援給付金や期日前投票の簡素化などが含まれた。特に、年金に関連する質問が多く聞かれ、森議員は「年金の給付水準の検証結果を受け、安心して生活を続けるための施策を求める」と述べた。
森議員は、厚生労働省が発表した年金の所得代替率について触れた。長期的な観点から、年金が将来にわたり安定的に継続できるかの議論が必要だと強調した。また、新たに導入される年金生活者支援給付金の条件や市の非課税世帯の基準についても質問。市長の戸田公明氏は「生活保護法や前年の所得に基づく判定を行い、給付金支給対象者に関する市民サービスを充実させる」と回答した。
次に、期日前投票の簡素化についても森議員が提案した。高齢者が扱う投票手続きの改善が求められる中で、他市の成功事例を参考にし、投票者の利便性を向上させる必要性が訴えられた。選挙管理委員会事務局長の江刺雄輝氏は「システム改修に費用がかかるが、投票率向上に向けた取り組みを検討する意向がある」と述べた。
さらに、風疹の無料受診券の送付や介護の新たな相続ルールについても質問が行われた。風疹予防接種の重要性を熟知し、対象者への周知を強化する旨が伝えられた。また、特別寄与制度は、市民がより良い介護環境を享受するための取り組みとして推奨された。
最後に、海洋プラスチックごみの回収問題が取り上げられた。環境問題への対応策として、行政との連携を強化し、地域住民など多様な主体と協力して取り組んでいく方針が示された。市民環境課の下田牧子氏は「海岸清掃や不法投棄防止策を継続し、地域の環境保全に寄与していく」とのメッセージを発信した。
本日の会議を通じて、今後の市の施策に期待が寄せられている。