令和5年9月8日、大船渡市議会第3回定例会が開催され、重要な議題が多数上程された。
本会議では、令和4年度の大船渡市一般会計及び特別会計の歳入歳出決算の認定が主な焦点となり、認定第1号から認定第10号までの計10件が一括審議された。市長、渕上清氏は、決算審査において監査委員の意見を付して議会の認定を求める内容を説明した。
特に一般会計については、249億2122万3千992円の歳入が確認され、一般会計は7億226万4千121円の黒字が示された。対して、魚市場事業特別会計では収支の同等額で見込まれ、介護保険特別会計や国民健康保険特別会計にはそれぞれ黒字と赤字が混在して報告された。これらの結果に基づく意思決定が求められる中、議員たちの意見交換が活発に行われた。
また、補正予算案についても多数提案され、特に大船渡市一般会計補正予算(第5号)が注目され、経費の配分や必要性について慎重な議論が行われた。
新たに農業委員会委員や教育長の任命についても議論され、特に教育長の再任に関する質疑が続いた。市長は、教育長の力量を高く評価し、統合問題の解決に向けた期待を示した。
その後、来月までの会期の決定と日程調整が無事に決定された後、議長は次回会議の準備を案内し、参加議員全員の協力が求められた。最終的に、各種報告及び審議の結果、議案は原案通り賛成を得ることができ、 議会は一旦閉会された。市民への説明責任を果たすべく、さらなる情報開示が期待されるようだ。