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海洋放出への市民向け対応強化を要望

市議会での一般質問では、海洋放出に伴う風評被害の懸念や、吉浜海岸の復旧取組についての市の姿勢が問われた。
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令和5年第3回定例会が開催され、各議員による市政に対する一般質問が行われた。

まず、市政に対する一般質問として、8番議員の東堅市氏が新しい地区コミュニティーの構築について質問した。人口減少や少子高齢化が進行する中で、地域づくりが求められており、当市は新しいコミュニティーづくりに着手している。この取組みは、令和2年11月に出された住民自治の推進と協働による新しいコミュニティーの創造指針に基づいて進められており、地区づくりは5段階に整理されていると説明した。

質問内容の中で、各地区の進捗状況や運営組織の活動の様子について尋ね、地区公民館に代わる新しい体制の必要性などが強調された。市長の渕上清氏は、住民主体による地区づくりの進捗は日頃市地区と越喜来地区が最も進んでいるとし、他の10地区の活動も活発化していると述べた。特に、自立した活動の展開と持続可能な地区づくりが目標であると強調した。

次に、吉浜海岸海水浴場の開設に向けた取組についても質問が行われた。海水浴場の再開を期待する住民の声がある中で、市長は現在の進捗状況や来年度の見通しについて説明。復旧計画においては、海中からの瓦礫撤去作業や観光地としての開発が進められていることを報告した。特に、地域の協力を得て復旧に向けた具体的な案を市としても進め、その成果を期待したいと意気込みを示した。

その他にも、漁業や観光業への影響が懸念されているとし、これらの業界が直面する課題についても触れた。今後、国や関係機関と連携しながら、地域活性化に向けた取組みを強化する考えを示した。

この会議では、定期的な情報提供や説明会の実施が求められ、特に新しい地区コミュニティーの進展と吉浜海岸の復旧作業が重要なテーマとなっている。市長は市としての立場を強調し、地域住民との対話を通じてより良い地域づくりを目指す方向性を示している。

今後とも市議会では市政に関する様々な質問が続く予定であり、その進退や新たな政策に対する市民からの注目が集まっている。

議会開催日
議会名令和5年第3回 定例会
議事録
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