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アスベスト救済制度の周知徹底を市長が強調

令和4年第1回定例会では、アスベスト被害者の救済やホタテ養殖振興、地球温暖化対策等が議論された。
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令和4年第1回定例会が開催され、各議員による市政に対する一般質問が行われた。

まず、アスベスト被害者の救済について、森操議員は昨年のアスベスト損害賠償訴訟の結果を受けて、国の対応を問いただした。市長の戸田公明氏は、新たに設けられた建設アスベスト給付金制度の重要性を強調し、周知の徹底が必要であるとの認識を示した。アスベスト被害者への支援は、長い潜伏期間を考慮すると、今後も継続的に行われる必要がある。

次に、ホタテ養殖の振興についての質問では、森議員が中国向けのホタテ輸出が前年比約2倍増加したことを例に挙げ、養殖のさらなる促進を求めた。農林水産部長の鈴木満広氏は、三陸産ホタテの生産量が少ない状況を指摘しつつ、国内需要に対する安定的な供給体制の構築が重要であると述べた。また、ホタテの貝毒問題についても言及され、無毒化技術の実用化が期待されているが、技術開発には時間を要するとの見解が示された。

さらに、地球温暖化対策としてのブルーカーボンについて、市の具体的な取り組みが紹介された。市民生活部長の下田牧子氏は、藻場や干潟の造成が二酸化炭素の吸収に貢献する可能性を示し、国が進めるブルーカーボンクレジット制度に関する情報収集の重要性を強調した。

最後に、産後ケアに関する支援について、森議員は助産師の確保が急務であると訴えた。総務部長の佐藤雅俊氏は、ぼちぼち進行している助産師の確保策を説明しつつ、職場環境の改善が必要であるとの認識を示した。

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議会名令和4年第1回定例会
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