令和元年5月10日、宮古市議会は定例会を開会した。出席議員全22名による本会議で議題に上げられた内容は多岐にわたり、特に補正予算および条例改正についての報告が注目を集めた。
まず、伊藤孝雄総務部長が平成30年度宮古市一般会計補正予算(第7号)の専決処分について報告した。この補正予算では、特別交付税等の決定に伴い歳入歳出予算の総額をそれぞれ431億3,977万8,000円に減額したものである。歳出の一部、特に震災復興費や清掃費については減額したと情報を提供した。また、予算の可決に際して、多くの議員から疑問が提示された。
次に、宮古市市税条例の一部を改正する条例についても話題となった。伊藤総務部長はこの条例改正が地方税法の改正に基づいていると説明。具体的には個人市民税の控除が延長され、固定資産税の減額措置が適用される必要があることを指摘した。
さらに、最後に議員派遣についても審議された。事務局より提案された議員派遣について異議なしとされ、全ての案件に対する迅速な承認がなされる結果となった。
会議は、古舘章秀議長のもとで円滑に進行し、時間内に全ての日程を終了した。各委員は今後の地域政策について意見を出し合い、次回以降の議会運営に向けての課題を論じられた。