宮古市議会は令和2年8月27日に臨時会議を開き、重要な議案がいくつか審議された。
議題の中では、宮古市立宮古小学校の増改築工事に関する契約金額の変更について特に注目されている。この工事では、変更前の契約金額が約2億5,253万6,900円から712万2,500円増額し、最終的には約2億5,965万9,400円となる予定であることが明らかにされた。
この増額は、工事中に発生した追加作業によるもので、事業関係者間の責任の所在についても議論が浮上した。
その中で、田中 尚議員は、「設計段階で気が付かなかったのか」と疑問を呈したが、藤島裕久都市整備部長は、実際の作業を通じて初めて確認が取れる場合があると説明した。
次に、令和2年度宮古市一般会計補正予算についても審議が行われ、歳入歳出をそれぞれ約4億2,108万1,000円追加する内容が承認された。これにより、総額で約443億9,120万7,000円となる見込みである。
補正の内容は、新型コロナウイルス対策が中心で、市民生活や経済活動を支援するための予算が組まれている。特に、子どもたちの学びを支援するための情報通信環境整備や、市内宿泊施設に対する支援などが挙げられた。
工藤小百合予算特別委員会委員長は、今回の補正予算について全会一致で可決となったことを報告した。彼女は、新型コロナウイルス感染症に対する対応に非常に重要な予算計上であると強調した。さらに、各公共施設への自動検温器設置や、感染拡大防止のための経費が目立つ数学になっている。
議会の終了にあたり、古舘章秀議長は出席した議員に対しねぎらいの言葉をかけ、次回の開会まで休会とする旨を告げた。議会は、今後も市民の期待に応えるための施策に取り組む姿勢を示している。