宮古市議会の定例会議で、重要なアジェンダが多くの議員から提起された。特に、太陽熱エネルギーの導入促進や、側溝の改修計画、産業振興部の組織体制再評価などが強調された。
西村昭二氏は、太陽熱エネルギーの可能性について質問を提起した。市は省エネルギーと再生可能エネルギーの導入を進めてきたが、電気料金や燃油価格の高騰が家庭や企業に影響を及ぼしている。特に、真空管式太陽熱温水器の導入について、市長から前向きな答弁が得られた。山本市長は、太陽熱エネルギーの重要性を認識しており、今後の補助制度のあり方について検討する意向を示した。
次に、側溝の改修に向けた計画的取り組みの必要性も訴えられた。清掃の負担が地域住民にのしかかっていることから、市長は住民と連携しながら改善策を講じる必要があると述べた。また、公共事業や建設業界への配慮も必要であると指摘された。
産業振興部の組織見直しに関する提言も行われ、地元企業への支援や雇用確保が求められた。西村氏は、農林水産業の importanceを強調し、他地区の成功事例を参考にすることを提案した。特に、組織の専門性を高めることが戦略的に重要であり、市長もその必要性に応じる意向を示した。
また、竹花邦彦議員は福島第一原発のALPS処理水海洋放出について意見を述べ、政府の対応に対する懸念を表明した。国と東京電力の信頼性が大きく損なわれているとの見解が示され、今後の風評被害に対する懸念も共有された。市長は、引き続き国の責任ある対応を求めていく姿勢を強調した。