宮古市議会は令和５年３月定例会を開催し、各種予算案の審議が行われた。
主な審議内容には、令和５年度宮古市一般会計予算が含まれており、その総額は119億2,731万円になる予定である。また、国民健康保険事業や介護保険事業、後期高齢者医療特別会計など関連する特別会計の予算案も一括して可決された。
竹花邦彦予算特別委員会委員長は、「委員会では当初予算の審査において、透明性を持った予算の執行を求める意見が交わされ、議案については全会一致で可決した」と報告した。特に、後期高齢者医療特別会計については、医療費が増加傾向にある中での適切な予算案であるとの見解が示された。
さらに、新たに提案された再生可能エネルギー推進条例についても議論され、地域社会のエネルギー自給率向上に寄与する法整備が必要だとの意見が多く集まった。松本尚美議員は、「地域主導型の取り組み推進が重要である」という見解を述べ、全会一致で原案が可決された。
また、過疎地域持続的発展計画の変更についても審議され、今後の地域振興を担うための重要な施策として位置づけられている。特に、新年度の事業にはエレベーターの改修が計画されており、予算も確保される見込みである。市民生活部長の下島野悟氏は、「持続可能な発展を目指し、市民の意見を尊重しながら進めていく」と語った。
最後に、議会では今後の地域づくりに必要なさまざまな提案が模索されており、議員の意見を踏まえた話し合いが続くことに期待が寄せられている。