令和2年7月21日、宮古市議会で臨時会議が開かれ、重要な議題が議論された。主な関心事として、一般会計と水道事業会計の補正予算があげられる。
市長の山本正徳氏は、一般会計補正予算について説明し、歳出予算の総額が437億5,872万円に増加することを発表した。
歳出の中には、ひとり親世帯への臨時特別給付金が含まれ、国庫支出金を全額充てる見込みだという。
この補正予算案は、コロナの影響を受けた世帯に対し支援を行うための取り組みと位置付けられている。議案に対する質疑応答では、収入減少の具体的条件についても明確化が求められた。
次に、水道事業会計の補正予算は、道路整備事業に伴う配水管工事のための費用を計上した。大久保一吉上下水道部長は、具体的な工事費用が増加したことを明かし、周知の必要性を訴えた。
このように、両補正予算案は全会一致で可決される見込みであり、今後市民へのサービス向上に貢献すると期待されている。今後の進捗については、市議会が目を光らせている。
また、教育委員会の新しい教育長の任命に関しても合意を得た。伊藤晃二氏が新たに教育長として承認され、教育行政の重要性が強調された。教育の安定性と中立性を保ちながら、市長部局と協力していく意気込みを示した。また、教育委員会委員の任命に関しても同様に進められ、合意形成が図られた。
さらに、固定資産評価審査委員会の委員選任についても同意を得て、議会の決定事項として位置づけられる。この選任は地方税法に基づくものであり、地域における適正な税務処理が期待されている。
すべての議題が円滑に進行し、議会は予定通りに閉会した。次回会議への期待も高まる。