令和2年3月27日に行われた宮古市議会の臨時会議では、重要な議案が審議されました。
会議の初めに、議長の古舘章秀氏が、議会運営委員会の運営に関する事項を紹介しました。新年度を迎えるにあたり、特に注目されるのは、令和元年度の一般会計補正予算(第8号)と令和2年度の一般会計補正予算(第1号)です。
総務部長の伊藤孝雄氏は、令和元年度補正予算について、繰越明許費の追加が行われる旨を説明しました。この中には、空き家対策の関連費用や新型コロナウイルス感染症の影響で延期されたイベントに関する予算が含まれています。これにより、会議は円滑に進行し、議案に対する質疑はありませんでした。
その後、議案第2号として令和2年度の一般会計補正予算が審議されました。新たに追加される資金は、合計5,610万円であり、特にグリーンピア三陸への改修費用に充てられるとのことです。観光課長の三田地環氏は、改修工事の進め方について、随意契約を用いる方針を示しました。観光シーズンを考慮し、迅速な対応が求められるため、競争入札を避ける必要があると説明しました。
また、議員からは、5,610万円の工事費の根拠や入札方法についての質問が寄せられました。観光課長の三田地氏は、特定の業者からの見積もりに基づく設計が行われたことを説明しました。急な対応が求められる中、可能な限り透明性を保ちながら進めるとの立場を明確にしました。
最終的に、どちらの議案も原案通り可決され、会議は円満に閉会しました。市議会は、この対応により地域経済や市民生活を支える基盤を築こうとしています。これからの進捗が期待されます。