令和2年6月18日に開催された宮古市議会定例会議では、重要な議案が数多く審議された。特に、一般会計補正予算や水道事業会計の補正予算が特に目立つ。
最初に審議されたのは、議案第1号と第2号である。議案第1号の令和2年度宮古市一般会計補正予算(第4号)は、438億の予算に3,400万円を追加する内容であった。予算特別委員会委員長の工藤小百合氏は、「磯鶏小学校と藤原小学校の統合に伴うバス停設置工事や、三陸鉄道津軽石駅駐輪場の屋根設置に関する予算が含まれている」と述べた。
次に審議された議案第2号は、令和2年度宮古市水道事業会計補正予算(第1号)で、こちらも全会一致で原案可決となった。水道管の老朽化に伴う減耗分の負担に関する質疑があり、詳細に説明がなされた。
続いて、議案第3号から第15号までにかけて、市税条例や参画推進条例に関する改正が一括して議題にされ、各委員より必要な質疑が行われた。特に、議案第4号においては委員から「委員の選考が適切に行われることが重要」といった意見も寄せられた。
また、環境問題を考慮した請願も上程された。請願第6号「気候非常事態宣言」に関して、委員から「この宣言を通じて具体的な環境対策を進める必要がある」との発言があった。これに対しても全会一致で賛成の意見が示された。
さらに、議案第18号として令和2年度宮古市一般会計補正予算(第5号)が提案され、観光促進事業の予約件数についても報告がなされ、委員長は「宿泊施設に予約が集中しないよう多様な施策を実施する方針」と演説した。