令和3年9月、宮古市議会定例会が開催された。議題では、令和2年度の各決算認定が一括審議された。
決算特別委員会の工藤小百合氏が報告を行い、全17件の決算が全会一致で認定される結果となった。当委員会では、9月13日から15日にわたり、各常任委員会による詳しい審査を実施。
その後、9月27日には質疑と討論が行われ、その内容について委員長は市に対し様々な提言や意見などを伝えたことを強調した。特に、次年度の予算編成や市政運営に生かすよう要望があった。
続いて、議案第2号から第5号までの令和3年度一般会計補正予算が審議された。工藤小百合氏からは、固定資産税の軽減に関する質疑が上がり、新型コロナウイルスの影響で実績が想定を下回ったとの説明があった。また、空き家対策に関する予算上限の設置については「現時点では予定していないが、将来的に見直しはあり得る」との回答があった。
これに対する質疑が続き、原案は全会一致で可決される運びとなった。次に、宮古市の条例改正案が討議され、地域バスの運行についても説明があった。患者輸送バスの廃止後も通院患者へのサービスは維持されると報告し、その運行を地域バスと連携して推進するとの意向が示された。'
このように、全体を通し、宮古市議会では複数の重要な議案が迅速に審議されていることが伺える。特に、地方税財源の確保や公共サービス向上のための意見書も提出された。今後も市行政に対する議会の役割が期待される。