令和5年7月25日に宮古市議会臨時会議が開催され、重要事項が審議された。
この日の議題には、教育関連の任命や市道の工事契約金額の変更が含まれ、特に令和5年度宮古市一般会計補正予算が注目を集めた。
議案第1号では、歳入歳出それぞれ800万円が追加され、補正後の予算総額は342億6,311万4,000円となる。災害見舞金支給のための費用が計上された。
下島野総務部長は、「7月14日からの大雨による被害に対処するため、秋田県の被災市に対して見舞金を支給する」と述べた。
続いて、報告第1号が審議され、市道末広町線の電線共同溝整備工事に関する契約金額の変更についての専決処分が報告された。
藤島都市整備部長は、「契約金額は4億3,678万5,800円に増額され、118万3,600円の増加となった」と説明。契約金額の変更の理由として、現場精査に基づく撤去工事の変化が挙げられた。田中尚議員は、「現場精査の複数回実施は納得がいかない」と疑問を呈し、監督体制の強化を要請した。
さらに、議案第2号では教育長の任命について、山本市長が伊藤晃二氏を教育長に任命することを提案。議会は同意し、教育行政の安定的推進を訴える伊藤氏の挨拶が行われた。
議案第3号、教育委員会委員の任命もそれに続き、すべての議案は原案通り可決された。市長と議会の良好な連携が強調され、今後の教育行政に期待が寄せられる場面もあった。