令和6年1月11日、北上市で第291回臨時会議が開催された。
本会議では、出席議員全26名が定足数を満たし、議事が進行された。議長の八重樫七郎氏からの進行により、日程第1として会議録署名議員の指名が行われ、武田勝議員と安徳壽美子議員が選ばれた。
次に、日程第2にて会議期間が決定され、今回は1月11日から18日までの8日間とすることが議員の間で承認された。議会運営委員長の藤本金樹氏が、臨時会議期間中の議事日程や付議案件に関する報告も行った。特に、会期中に行う各議案の審議と常任委員会での審査について、詳細が述べられた。
日程第3では、北上北部産業業務団地(1工区)造成工事に関する変更契約が話題となった。企画部長の斎藤昌彦氏が、今回の専決処分について説明し、土質の変更により契約金額が約245万8千円増額されたことを報告した。質疑では、議員の三宅靖氏が掘削土の適用性について具体的な事例を挙げて指摘、商工部長の高橋剛氏が具体的な理由と状況を答弁した。
続いて、日程第4と第5では、手数料条例および印鑑条例の改正議案が上程された。企画部長の斎藤氏は、スマートフォンを利用した証明書交付の申請方法について、デジタル社会の形成に向けた関連法律が施行されることによる変更であると強調した。特に、スマートフォンから半年間で各種証明書等の交付申請が可能になるという新しい試みが説明された。
質疑では、鈴木健二郎議員が改正の根拠や運用開始日について疑問を呈し、生活環境部長の熊谷弘昭氏が国の動向に基づく準備が進められていると説明した。議案は教育民生常任委員会に付託され、今後の審議が進められる予定である。
本日の会議は、全日程が終了し、次回は1月18日に開かれることが確認され、午前10時34分に散会となった。