令和6年6月25日、花巻市議会の第2回定例会が開かれた。
まず、故大原健議員の追悼が行われ、本舘憲一議員がその功績について言及した。
大原議員は議会改革に尽力し、多くの委員会で要職を務めた。その魂は今なお議員たちの心に生き続けているとのこと。
次に、議案第94号、令和6年度花巻市一般会計補正予算が審議された。古川昌財務部長がこの予算案について、商店街共同施設の補修事業に883万円を追加し、総額565億2752万8000円とすることを説明した。これに対して議員たちから疑問は上がらず、円滑に可決された。
議案に続いて、教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度についての意見書案が提案された。照井省三議員からの説明では、教職員の負担軽減と教育の質向上が求められているとした。
特に、教職員不足は深刻であり、現状を改善するためには国の支援が不可欠との意見が相次いだ。櫻井肇議員は、教育環境の整備が子供たちの未来に直結すると強調し、意見書の採択を求めた。これに対して反対意見もあったが、採決の結果、意見書案は可決された。
さらに、議員の派遣についても審議が行われ、一括で賛成の声が上がった。議長は付議された案件の審議が無事終了したことを報告し、次回の定例会に向けた準備を促した。