令和6年3月19日、花巻市議会は第1回定例会を開会しました。
議題に上がったのは、財産の取得に関する議案や医療・介護に関する意見書案でした。
特に議案第29号の令和6年度花巻市一般会計予算を巡る討論が目立ちました。反対意見を述べたのは照井明子議員で、子ども医療費の完全無料化などの施策を求めました。また、JR花巻駅の自由通路整備事業への不安も言及。彼女は「透明性に欠ける議事」との見解を示しました。
これに対し、賛成意見を述べた佐藤峰樹議員は、人口減少に立ち向かう重要な予算と強調しました。限られた予算で持続可能な発展を目指す必要性を訴えました。
この定例会では、医療・介護に関連する2つの意見書案も可決されています。意見書案第1号では、安全と安心の医療を求め、人員増と処遇改善を含む内容が承認されました。照井省三文教福祉常任委員会委員長は、国への要望として評価される中での医療者不足について議論しました。
意見書案第2号についても同様に、精神保健医療福祉の改善に向けた内容が盛り込まれました。こちらも全会一致で採択され、監視体制の強化や質の高い医療提供の重要性が唱えられました。
最後に、議会は議員の派遣についても承認。これらの結果から、議会は地域課題への対策に積極的に取り組む姿勢を示しています。