令和3年の北上市の臨時会議が2月19日に開かれた。
出席議員は25名で、熊谷浩紀議員が欠席し、八重樫七郎議長が会議を進行した。
会議ではまず、会議録署名議員として高橋洋議員と藤田民生議員が指名された。
続いて、会議期間の決定が行われ、2月19日から24日までの6日間と定められた。
次に、報告第30号が提起された。この報告は、自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分についてで、事故は令和2年12月16日に起こった。
企画部長の及川勝裕氏が、トラクターとの接触事故の概要を説明した。
過失割合は相手方70%、北上市30%となり、損害賠償額は相手方の意向によりゼロ円とされたことが報告された。
補正予算に関する議案も審議された。議案第122号は、北上市の一般会計補正予算(第14号)で、追加額は歳入歳出それぞれ26億7640万2000円。
今回の補正は国の経済対策等に伴うもので、歳出の主な内容に新型コロナワクチン接種事業があり、1536万7000円が計上されている。
また、議案第123号は下水道事業会計補正予算(第3号)で、収益の減額、新規追加が図られている。
この補正により経済状況の変化に柔軟に対応する姿勢が示された。
続いて、議案が北上勤労者体育センター及び黒沢尻体育館の指定管理者に関するものであった。
企画部長の及川勝裕氏から、特定非営利活動法人いわてNPO-NETサポートが北上勤労者体育センターの指定管理者に、株式会社小原建設が黒沢尻体育館の指定管理者にそれぞれ指定される旨の提案があった。
この指定は令和3年4月1日から5年間にわたって行われる。
会議全体がスムーズに進行されたことを受け、今後の質疑は後日に行われる。また、会議は20日から23日まで休会となり、次回は24日の午前10時からの会議が予定されている。
今回の臨時会議では、補正予算や指定管理者に関する議案が多く取り扱われ、行政運営における効率化が求められていることが伺えた。