令和3年度の4月臨時会議が北上市で開催された。議長の八重樫七郎氏が26名の出席を確認し、議事が進行される。議題は多岐にわたり、特に議案第1号と第2号が重要なテーマとなった。
まず初めに、市道における物損事故についての専決処分が報告された。この事故は、令和3年2月に二子町で発生し、相手方の車両が路面の穴に落ちて損傷を受けた。企画部長の及川勝裕氏は、和解金は1万2,600円となり、北上市側の過失割合が60%と決定されたと説明した。
鈴木健二郎議員は、事故の原因と今後の予防策について質問。阿部英志都市整備部長は、路面の老朽化と除雪作業に起因することが多いと述べ、パトロールによる点検と対応策を強調した。特に、今年は積雪が多かったにもかかわらず、直ちに対応できたとのことだ。
次に、北上市市税条例の一部を改正する議案が承認された。企画部長の及川氏は、税制改正に伴う措置であり、特に電子提出による手続きの簡略化などが盛り込まれていると説明した。この改正は市民にとって利便性が向上する期待がある。
令和3年度一般会計補正予算も承認され、歳入歳出それぞれ3億5,425万5,000円が追加される。予算の主な使途は、低所得子育て世帯への生活支援金や,新型コロナワクチン接種事業による支出などが含まれている。
新型コロナウイルスに対するワクチン接種について、健康こども部長の高橋昌弘氏は、スケジュールを説明し、具体的な接種開始日や移動手段の確保についても課題が指摘された。市民からの関心が非常に高く、ニーズに応じた支援を実施する必要があると述べられた。
本日の日程は以上で終了し、会議は閉会した。これらの議題において、行政と議会の協議が行われ、市民生活の向上に寄与する期待がかかっている。