令和3年5月27日に行われた北上市の臨時会議では、重要な6つの議案が審議された。
まず、会議録の署名議員として、昆野将之議員と高橋晃大議員が指名された。次に、会議期間は本日1日間と決定された。
議案第3号の令和3年度北上市一般会計補正予算(第2号)は、昨年度の大雪による被害を受けた農業者支援に特化した内容である。企画部長の及川勝裕氏は、補正額は6,479万6,000円で、予算総額は413億8,905万1,000円に引き上げると説明した。主な歳出には、被災農業者への緊急支援事業が含まれており、特に農林水産業費においては最大の配分が予想される。
次に、議案第4号では、北上市立笠松小学校の屋内運動場とプールの改築工事契約が結ばれた。8億6,878万円で落札した千田工業株式会社・岩手基礎工業株式会社特定共同企業体が工事を担当する。教育部長の斎藤昌彦氏は、施設の具体的な設計について説明し、屋内運動場は一般的な大きさで、プールは25メートル4レーンで設計されていると述べた。参加議員からは詳細な図面とイメージの提示を求める声が相次いだ。
最後に、議案第5号の教育長の再任については、現教育長の平野憲氏が引き続き任命されることが全議員一致で賛成される。市長の高橋敏彦氏は、平野氏の適任性を強調した。平野氏は今回の再任に際し、今後も市の教育充実に努めることを約束した。
本日の会議は、補正予算や教育に関する重要な決定がなされ、地域の今後の発展へ向けた進展が期待される。