令和4年3月16日、北上市で行われた令和3年度通常会議において、様々な重要な議題が取り上げられた。
特に運動部活動の地域移行や国民健康保険税の軽減策が焦点となった。新清会の居駒 勉議員は、部活動の地域移行における北上市の取り組みを示し、教員の働き方改革とも関連しながら部活動改革推進の必要性を訴えた。その中で、地域移行のスケジュールや地域との連携、地域での取り組みの重要性を強調した。教育長の平野 憲氏は、在り方や進め方について説明し、部活動指導員の導入による教員の負担軽減や専門的指導の充実化を述べた。
また、国民健康保険税軽減に関して、高橋久美子議員は高額化する保険税の負担軽減策を求めた。市長の高橋 敏彦氏は、基金使用の条件と限界を説明し、制度に基づいた公平な運営が必要との立場を示した。特に、未就学児に対する公的助成を増やす分野に関して意見が交わされた。市民の医療費助成などについても議論され、完結な支援が求められた。
次に取り上げられたのは、地域の交通体系についてであり、公共交通の維持と新しい施策の導入が不可欠とされた。地域交通の空白地問題や路線維持の施策が必要と指摘され、市長は地域の意見を基にした支援策の必要性を認識していることが述べられた。それに加えて、特に高齢者のモビリティを確保していくことの重要性も強調された。
また、学校閉校後の利用利活用についても議論され、廃校の再活用が地域づくりの重要な一部とされ、地域住民との対話を重視する姿勢が示された。特に黒岩地区の事例が報告され、地域のニーズに応える重要性が再確認された。このように、本日の会議では、北上市の運営全般にわたる施策と、それに対する市民の声が反映される必要性が強調される場面が多く見られた。市は、地域の意見を基にした取り組みを今後も推進していく方針である。