令和5年度第290回通常会議が12月15日、北上市で開催された。議題には教職員の給与条例改革や市立小学校における物損事故の損害賠償、さらには教育関連の数多くの条例改正などが上程された。特に目を引いたのは市立小学校の物損事故についての報告であり、事故内容は令和5年10月に鬼柳小学校の体育館にて発生したもので、児童が体育の授業中にバットを滑らせてガラスを破損し、外に停まっていた自動車にも損傷を及ぼしたというものである。これに対し、企画部長の斎藤昌彦氏は、過失の割合を北上市100%、損害額40万9,310円を支払うことで和解したと述べた。
続いて、多くの議案が上程された中でも、特に北上市一般職の職員給与条例改正に関しては注目された。特別職及び議員報酬の改正も同時に審議され、全体として支給割合の引き上げが決定された。具体的には、一般職の職員の期末手当や勤勉手当の支給割合を年間0.1月分引き上げる内容となっており、特定任期付職員についても同様の改変がされた。
併せて、北上市奨学金貸与条例の改正も議題に上がった。多様な教育機関で学ぶ者の機会を確保するため、私立大学や国外の大学なども対象に含める改正が行われることとなった。この改正により、学生にとっての選択肢が広がることが期待されている。さらに、公立施設の指定管理者選定に関する議論も行われ、これに関して現場や市民からの意見を重視するという姿勢が強調された。
最終的には、議会は請願及び発議案の審議を行い、私立高校に対する支援を求める意見書の提出については趣旨採択することを決定した。議会としては引き続き、教育や地域活性化のための施策に取り組む必要があるとの認識が示された。議長はこの度の審議結果が市民にとってより良い方向へ進むことを期待している旨を述べ、会議は充実した内容で幕を閉じた。