令和3年度9月通常会議が9月2日、午後10時に開催された。出席議員は26名、欠席は無し。議事は議事日程第6号に基づいて進行された。
まず、会議録署名議員の指名が行われ、三宅 靖議員と阿部眞希男議員が選ばれた。この後、議会運営委員長である高橋孝二議員から、会議期間が本日から9月28日までの27日間に決定されたとの報告があった。
続いて、市長の高橋敏彦氏が行政報告を行った。彼は全ての市民に感謝の意を表しつつ、特に子供たちの業績を強調した。黒沢尻北小学校が全日本合唱コンクールで金賞を受賞したこと、また、上野中学校吹奏楽部も同様に金賞を得たことを伝えた。さらに、各種体育大会にも出場し、成果を挙げたことを報告した。
新型コロナウイルスに関しても言及があり、感染経路がほぼ特定されているものの、デルタ株の影響で感染が広がっている状況が続いている。市民に対する感染防止策を呼びかけ、感謝の意を示した。また、ワクチン接種の進行状況も報告され、最終的には70%程度まで接種を完了する見込みであるとした。
次に、令和2年度の北上市一般会計歳入歳出決算の認定が提案され、歳入は666億4,654万円、歳出は599億3,690万円であることが示された。各特別会計も併せて報告され、全体として予算執行が順調であるとの見解も示された。
その他、固定資産評価審査委員会条例の一部改正や、個人情報保護条例の改正が提案され、各議案は常任委員会へ付託されることが決定された。市議会は次回会議を9月13日とし、議題の遂行と市民生活の安定に努める姿勢が示された。
翌日の議事についても言及があり、請願・陳情に関する案件が多く、様々な課題について今後議会で協議される予定である。