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北上市5月臨時会議、損害賠償と補正予算が可決

令和4年度北上市5月臨時会議が行われ、倒木による物損事故に関連する損害賠償などが議論された。
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令和4年度北上市の5月臨時会議が行われ、複数の議案が審議された。

最初に、会議録署名議員の指名が行われ、熊谷浩紀議員と小田島徳幸議員が指定された。

次に会議期間が1日間と決定され、午後にかけて具体的な議題の審議に移った。

重要な議題のひとつである倒木による物損事故に係る損害賠償事件について、企画部長の斎藤昌彦氏が事故の概要を説明した。事故は、2021年11月22日に発生し、市道にある立ち木が倒れ、相手のビニールハウスに損害を与えたとされる。和解内容は、北上市が損害額33万円を支払い、100%の責任を負うことで示談が成立した。

これに対し、鈴木健二郎議員は、倒木の事故は過去にも発生しているため、事故防止策としてのパトロール強化が必要であると指摘。また、都市整備部長の阿部英志氏は、過去に適切なパトロールには努めているとしつつも、根腐れの木のような問題には目視では発見が難しいと述べた。

続いて、市道における物損事故に係る損害賠償事件でも同様の事案が報告され、こちらも北上市が100%の責任を負うことが確認された。市からの説明では、事故の原因は雪捨てのために開けたマンホールの穴にあったため、今後はマンホール造りに鍵を施す等の対策が講じられるとされた。

また、令和4年度の一般会計補正予算が提案され、国の緊急経済対策を受けて、物価高騰やコロナ禍の影響を受けた市民への支援として、総額431億1,051万5,000円に上る補正予算が可決された。主な支出としては、子育て世帯への生活支援や新型コロナウイルスワクチン接種事業が挙げられた。これに関連して、鈴木議員は高騰する食材費の影響を懸念し、さらなる支援を求めた。

最後に、職員懲戒審査委員会の委員として新たに斎藤昌彦氏を任命する件が審議され、全員一致で賛成された。これにより会議は全ての議題を終了し、次回の会議まで休会することとなった。

議会開催日
議会名令和4年度5月臨時会議(第276回)
議事録
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