令和5年度の通常会議が8月31日に開催された。議会では、26名の議員が出席する中、諸報告や決算の認定が行われた。
議長の八重樫七郎氏は、議事を開始し、最初に会議録署名議員の指名を行った。指名されたのは、13番の小田島徳幸議員と14番の小原享子議員である。
会議の中では、8月28日に行われた議会運営委員長の藤本金樹氏による報告もあった。通常会議の会期は本日から9月25日までの26日間と決定された。藤委員長は、「すべての議題は議事日程に従って進行し、決算特別委員会に付託する」と述べた。
その後、市長の八重樫浩文氏が行政報告を行い、特に児童生徒たちの活躍を強調した。全国大会に出場した選手たちの戦績を紹介し、「今後も子どもたちの活躍に期待したい」と述べた。
次に行われたのは、各種報告であり、特に財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告が行われた。企画部長の斎藤昌彦氏は、「実質赤字はなく、各種比率はいずれも早期健全化基準を下回っている」と述べた。
さらに、令和4年度の決算認定が行われ、一般会計においては収入済額497億円、支出済額477億円との報告があった。実質収支は13億円の黒字であり、これからの財政運営に向けた基盤が確認された。
また、議案の中では、北上市公の施設の使用料等減免条例の改正や、子ども等福祉医療費給付条例の所得制限撤廃などが提案され、議員から支持の声が上がった。
最後に、北上市立飯豊中学校の長寿命化改良に関する工事請負契約の締結についても話が及び、工事費用について協議された。議案は可決され、今後の教育環境向上への期待を寄せる意見が多く聞かれた。
本日は、これをもって一連の議事を終了する。次回の議会は9月11日に予定されており、さらに深い討議が行われる見込みである。