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北上市の市政運営方針を八重樫市長が明言

八重樫浩文市長が市政運営方針を示し、妊娠・出産、子育て支援の充実を強調。
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令和5年6月19日、北上市の通常会議が開催され、八重樫浩文市長が市政運営方針や施策について代表質問に対する答弁を行った。市長は基本的に「遵法が原則」とする姿勢を強調し、重要施策として妊娠・出産・子育てへの支援を挙げた。特に不妊治療に関しては相談窓口の設置を考え、専門機関と連携し支援する意向を示した。市内の妊娠・出産・子育てに関する施策は「安心して子どもが育てられる環境を整える」ことが目的であり、街での定住促進活動と密接に関連している。これに続き、教育やスポーツの振興、文化芸術活動の促進においても地域との連携が不可欠との考え方を述べた。

市長はコミュニティ・スクールの設立についても言及し、地域に密着した教育の重要性を訴えた。多様な学びの場を充実させることで、地域全体の人材育成に寄与していきたいとの意向を表明した。さらに、地域づくりにおいては自治会の役割の明確化と支援の必要性を認識しているとし、地域ごと異なる課題に取り組むため、市民の理解を得られるよう啓発活動を充実させる必要があると述べた。

また、観光の面では、北上型アーツカウンシルを設立し、地域資源を最大限活用する方針を打ち出した。このカウンシルを通じて、観光、福祉、教育などの各分野との連携を強化し、地域活性化を図る考えを示した。特に、外部からの人材の受け入れを視野に入れ、インバウンド効果を期待できる国際交流の推進が必要とされる。

そして、大学設置の考え方に関して、市長は地域の人材育成と産業振興の観点から、進めていく方針を改めて表明した。特に、ITエンジニア養成講座などの新しい試みがあることを挙げ、県外に流出する若者を地元に引き留める方策が求められると述べた。

このように、八重樫市長は会議を通じて、政策の実行、雇用の安定、地域社会の活性化を強調した。今後の行動計画については、曖昧な部分ではなく具体性を持たせながら進めていく姿勢を示した。北上市の住みよい環境、住みたいまちづくりに向けて市民との協働を深めることが重要であるとの認識を持っているようだ。

議会開催日
議会名令和5年度6月通常会議(第286回)
議事録
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