令和4年度の第279回通常会議が令和4年9月1日に開かれた。
会議ではまず、出席議員の確認が行われ、議事日程第5号に基づいて進められることが確認された。
特に注目を集めたのは、故高橋 洋議員に対する追悼演説であり、居駒 勉議員がその役を務めた。居駒議員は「高橋議員の突然の逝去に、いまだ信じられない思いがある。」と述べるとともに、議会活動における高橋議員の功績を称え、北上市民のために努力することを誓った。
また、市長の高橋敏彦氏も追悼の意を表し、「高橋議員の誠実な人柄と実行力に多くの期待が集まっていた。」と強調。議会での功績が今後の市政に良い影響を与えると確信を示した。
その後、行政報告が行われ、高橋市長が新型コロナウイルスワクチンの接種状況や児童福祉関連の施策について報告した。特に、ワクチン接種率については、12歳以上の市民の接種率が72.3%、60歳以上の市民への4回目接種率は59.5%であると発表。さらに、子育て世代を支援する取り組みとして、公式LINEの運用開始や医療費の完全無償化が挙げられた。
続いて、現金出納検査等に関する報告や、令和3年度の決算認定議案が提出され、各報告が行われた。
特に、令和3年度北上市一般会計の歳入は493億円、歳出は478億円で、収支差引額が5億円強の黒字となったことが示された。
数件の条例改正案や補正予算案が提案された後、質疑が行われ、特別会計や決算特別委員会に関する議論が行われ、各議案は審議される運びとなった。特に、育児休業関連や障害児保育事業費の補助金に関する議案は議員からの関心が集まった。
最後に、休会期間についての決定がなされた。次回の本会議は9月12日に開かれる予定である。