令和元年度の市の施政方針について、議会において多くの事柄が議論された。
高橋敏彦市長は、施政方針にあたって、「市民の健康増進」と「地域の活性化」を重要なテーマとして掲げた。
特に、健康福祉ポイント制度や介護支援ボランティア制度の導入が注目されている。これにより、市民の健康づくりを促進し、同時に地域における高齢者の社会参加を推進する意義があるとされている。
具体的には、健康マイレージ制度の設立が提案されており、運動や健康診断の受診に対してポイントを付与する形で市民の参加を促そうとしている。これに関連し、調査によると、市民の運動習慣や健診受診率が低下傾向にあることが指摘され、これらへの対策が緊急です。
医療費の膨張や介護保険費用の増加が社会問題となる中で、こうした取り組みは効果的であると期待されている。
また、地域の介護サービスにおける人材不足が課題であり、介護支援ボランティア制度を通じて、高齢者が自身の経験を生かしながら地域貢献できる環境づくりが進められる。高齢者がボランティア活動を通じて健康維持や社会参加を実感できることも期待される。
次に、市内中学校への部活動指導員の取り組みについても議論が交わされた。
部活動指導員として任用された8名の実績を踏まえ、今後の活動が期待されています。これにより、教員の負担が軽減され、部活動の質が向上することが望まれています。特に、コーチとしての経験を持つ外部の指導者が生徒のさらなる成長を促す要因になることが強調された。
最後に、小中学校への空調設備設置について、エアコンの設置が進められる予定であり、教育環境の向上が図られる。この取り組みは、学校生活の質を向上させ、熱中症予防にもつながる重要な施策と捉えられている。
こうした施政方針に基づき、北上市は今後一層の地域活性化と市民の健康促進に努めていく方針であることが再確認された。