令和4年度の第275回臨時会議が4月14日に開催され、様々な議案が審議された。
会議では、会期が令和5年3月24日までの345日間に決定されたと、高橋孝二議会運営委員長が報告した。
審議の中で、特に北上市市税条例の一部を改正する条例の専決処分についてが焦点の一つとなった。
この条例改正は、令和4年度税制改正に伴うものであり、個人市民税や国民健康保険税に関連する重要な内容が扱われた。
新型コロナウイルスの影響を受け、生活が厳しい市民に対して、北上市は追加的な一般会計補正予算も計上し、特に飲食店に向けた支援策を発表した。
鈴木健二郎議員が「支援の増額が必要」と発言する中、商工部長が現行の支援金額に加え、地域経済が抱える課題に応えるための対策を強調した。
また、議案の中で「国民のいのちと健康を守るための意見書」が提案され、医療制度に対する懸念が議題となった。
安徳壽美子議員が、国の後期高齢者医療費の負担軽減策に反対の意見を述べ、これによる健康への影響を訴えたのに対し、熊谷浩紀議員は法改正の必要性を説明した。
今後の医療費負担の在り方や、高齢者への支援について意見が交わされた。
最後に、会議は午後11時41分に終了し、次期会議の開会まで休会となった。
北上市では、今後も市民の生活を支える施策が求められる見込みだ。