令和2年8月5日、金ケ崎町議会が臨時会を開いた。
本日の会議では、令和2年度金ケ崎町一般会計補正予算が主要議題となり、多くの議員が関心を寄せた。特に、資金の配分や整備事業の進捗について活発な質疑が展開された。
議案の説明に立った企画財政課長の高橋宏紀氏は、補正予算が「光ファイバーの未整備地区に対する高度無線環境整備推進事業の補助金を活用するものである」と述べた。この事業は、町内の約500世帯に光ファイバーを整備するもので、国の一連の補助事業によって裏付けられている。国の予算も増額され、整備が進むことが期待されている。
質疑の際には、議員も補助金の具体的な取り扱いについて質問した。阿部隆一議員は「基金から2億5,300万円を取り崩すが、国からの補助金交付の見込みはどのくらいか」と尋ねた。これに対し、総務課長の佐藤政義氏は「事業総額が約4億3,700万円で、国からの補助金が約1億1,800万円見込まれる」と回答した。今回の補正予算案には町の負担も含まれ、その内容についても詳細な説明がなされた。
また、後藤紳一議員の質問に対し、整備事業の主体は「民設民営で、NTT東日本にお願いする予定」と佐藤課長は明言した。維持管理についても、同じくNTTに一括して依頼する予定であると言及された。議論を経て、提案された補正予算案は賛成多数で可決された。
会期は本日1日間と決定され、議事は円滑に進行した。また、会議録の署名議員も議長によって指名された。議長の伊藤雅章氏は、全出席議員が補正予算に賛成したことを報告し、「令和2年第7回金ケ崎町議会臨時会は無事に閉会した」と結んだ。