令和元年第4回金ケ崎町議会の定例会が6月7日に開催された。多数の議案について審議がなされ、最終的には全ての議案が可決された。
特に、金ケ崎町情報公開審査会の委員選任に関する議案が一括で審議され、全て賛成多数で可決された。町長の髙橋由一氏は、委員候補者の情報公開に関する識見が優れているとの理由を述べ、任期は令和元年7月1日から令和3年6月30日までの2年間であると報告した。
また、消費税率及び地方消費税率の引上げに伴う条例の整備が議題に上り、懸念されていた影響について質疑応答が行われた。千葉正幸議員が経済や国際情勢を背景にした質問を行うと、財政課長の高橋宏紀氏は、軽減税率の対象外となる使用料についても確認しながら丁寧に説明を行った。さて、高橋課長は新税率による町の歳入の増加が見込まれるとし、この背景にある法令遵守を強調した。
さらに、金ケ崎町子ども、妊産婦及び重度心身障がい者医療費給付条例や金ケ崎町介護保険条例の改正議案も可決され、医療支援の拡充が一層進められることとなった。この中で、住民からのニーズに応える形で、様々な条例の改正が決定される。
債権放棄については、入居者の死亡に伴う手続きで、議題として取り上げられた。建設課長の菅原睦氏は、債務者の将来的な見通しについて言及し、今後の保証人選定について考慮していく必要性を認識した。これに続いて、教育長が幼稚園の増改築計画における日照の考慮や住民への説明を進める必要性を強調した。
最後に、南方幼稚園の増改築に関する議案が審議され、設計の段階での住民とのコミュニケーションの重要性が指摘された。議会では、子供たちが安全に過ごせる環境を整えることに合意が形成され、議案は可決された。議会活動の透明性を向上させるため、情報公開や住民への説明が今後も重要な課題として位置づけられた。